富士チャレンジ200 ソロ200km : レースレポート

199.1km : 富士スピードウェイ

リザルト : 2位


会場に着くと、土砂降り。覚悟の上なので、全然気にしない。むしろ、出れたのが奇跡的だったので嬉しい。唯一、気になるのがチューブラータイヤ。ビットリアのコルサEVO-CX2は、雨の日は最悪で有名。

富士スピードウェイは、まさに自分向きなコースなので、勝つ気満々。勝つ気できたので、朝からピリピリ。会場で増田さんに、イナーメのまこっちさんは強いから注意しろと指令をいただいた。あと、気になったのが、チームCB・高橋選手がいること。でも、群馬CSCもそうであったが、このコースなら問題ない。ここは、自分に有利なコースである。スタート位置は、最前列をキープ。すると、奥から、自分の名前を呼ぶ声がする。TR選手は、先頭を引けよと奈良さんが叫んできた。奈良さんがいるのか・・・。富士チャレンジ200の初代優勝者は奈良さん。スプリントで勝つの厳しいよなぁ。調子いいときでも、たまに捲れる程度だし。

スタートして2時間くらいは、淡々と進む。序盤は人数を減らそうと、それなりに引いたが、一向に減らないので嫌になってきた。30人くらいは付いてきてる。やはり、有力どこで抜け出すしかないよな。奈良さんと2人で少し抜け出したりとかしたが、すぐに捕まる。そんな感じで中盤へ。中盤になると、いよいよ動き始める。奈良さん、まこっちさん、高橋さん、自分といい感じで抜け出したが、後ろが全開で追ってきてる。増田さんが鬼の形相で引いている。残念ながら、ホームストレートで捕まる。しかし、皆消耗してるのが分かる。25周目くらいで、決定的な出来事が起こる。前で奈良さん、高橋さん、まこっちさん、野崎さんの逃げが決まってしまった。姿も見えなくなっている。自分の集団は15名いない程度。マトリックス、増田さん、金城さんなどがいる。とりあえず、声を掛けて、これはヤバイ!今、踏まないと追いつけないぞと煽る。マトリックスの若手に話しかけても、息が上がってるよ・・・。皆、無理って雰囲気で見てくる。クソ!と大声で叫んで単独でアタック。上りは、アウターミドルで乳酸MAX。全開で踏み続けて、半周かけて、追いつくことに成功。あとで、皆に単独で追いついてきたのが1番驚きだよと言われた。

先頭集団復帰後、しばらく後ろで休ませてもらう。そして、淡々とローテ。このペースなら追いつかれないと確信。残り5周になったとこで、高橋さんが上りで強めに引き始める。すると、野崎さんが遅れ始める。しかし、雨のため下りのスピードが遅いため、下りで追いつかれる。しかし、残り3周でついに野崎さんが決定的に遅れた。残り3周は、高橋さんが上りをペースメイクするため、速い。しかし、遅れるようなスピードではないし、どちらかというと余裕はある。問題は、奈良さんだ。奈良さんとスプリントは避けたい。脚もあるし、ロングで仕掛けるか最後まで迷う。しかし、ラスト周回の上りは高橋さんが全開で引き始めたため、前に出れるような感じではなくなってしまった。もう、スプリント勝負になるのは決定的。まこっちさんの後ろを陣取るが、奈良さんに奪われる。巧みだ。ならばと逆側から、スプリント開始。ほぼ、奈良さんと同時にスプリント開始。が、予想通り奈良さんの伸びが上でした。本当に悔しくて、ハンドル叩いてたら、落車仕掛けた・・・。

今年のスプリントの弱さが、こんなとこで露骨に出てしまった。まさか、書いたばっかでこんなことになるとは・・・。やはり、スプリンターに勝てるスプリント力は、今はない。


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