最速エアロロード 展示会Vol2
2016年スペシャライズド社のテーマ「5minutesチャレンジ」について
なぜ5分か??
出力で表現するより、分かりやすいからです!!
5分という言葉をアバウトに感じるかも知れませんので、簡単に説明。
バイクで120秒、ウエアで96秒、ホイールで35秒、シューズで35秒、ヘルメットで46秒のトータル
そのなかでも、最も気になるのがバイクで120秒ですよね!!
そこを簡単に説明していきたいと思います。
今までは、スペシャライズド社は他社の風洞施設を使用し、解析をしていました。
それでは、時間と費用がかかりすぎる。
なによりも重要なのが、自転車専用の風洞施設でないので、低速域などでの解析が弱い。
そこで、本社から500mほどのとこに自転車専用の風洞施設を建設しました!
この風洞施設は自転車開発のために作られた施設で、自転車速度域での解析に強く、集団走行での解析などもできるようになってます。
トンネルの名前がいいですね(^^)/
40kmで5分短縮の具体的な内容です。
気になってる方が、おそらく1番多いのが比較対象
比較する相手も一流です!!
下のグラフは、バイクへの空気抵抗を示しています。
下になるほど、空気抵抗が低いです。
横軸の中心(0)が正面からの風で、左右への動きは横風を意味しています。
TARMAC、旧VENGE、NEW VENGEと他社のハイエンドエアロロード3台との比較結果
見ての通りです!!
どこまで凄いのか!!
UCIレースでも、活躍しているSHIV・TTは有名ですよね!!
なんとSHIV・TTと空力はほとんど変わらないのです(◎_◎;)
直進性能が長けてるTTバイクは、正面からの風では有利ですが、横風での空力は逆転してます!! (正面からの空力も、ほぼほぼ同じですよね!!)
さぁ、いよいよシミュレーションです!
難しいですよね(>_<)
非エアロバイクとエアロバイクで、同じ人間、同じフォームでのデータをWINトンネルで採取します。
※非エアロバイクとエアロバイクの詳細は、最初に記載している通りです。
結果
この解析結果を使って、シミュレーションします。
最新のシミュレーションは、実走データとほとんど変わりません!!
使用するのは、マクラーレン社のMIDAS。FIのシミュレーションと同じです。
スペシャライズド社は、マクラーレンとの共同開発も多いですしね(^^
WINトンネルから得られたデータを、MIDASに入力
1番上の線グラフが出力、1番下が標高(四角で囲まれているのが、コースマップ)
2つ重なっているように見えるのが、エアロと非エアロのスピード比較です。
点線でプロットされているのが、エアロと非エアロのタイム差です。徐々に広がってますね!!
これが解析結果!!
体重、身長などの異なるサンプルから平均をとります。
40km走った結果、エアロと非エアロで平均120秒差という結果が出ました!!
何が分かったか??
僕の購入決意がかたまったということです(^◇^)