ヘルオブマリアナ プロカテゴリー

リザルト : 9位

http://hellofthemarianas.com/2017-results/

 

UCIレースではないですが、賞金も高額なこともありコンチネンタルチームを主催者側が招待

招待チームのフィリピンセブンイレブンは、先日のアジアUCIレースの勝者も引き連れ本気体制(セブンイレブン所属の金子選手によると、今回の優勝賞金はフィリピンの平均年収相当)

フィリピンロード界の英雄ガレド選手も参戦

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沖縄の貯金だけで走れるほど甘くないレベルと分かってましたので、食事制限は解放してましたが、練習はそれなりにしてたつもり。でも、正直沖縄のようには持っていけなかった・・・

前日に森本さんからフィリピンとの戦いになるとは教えてもらいましたが、まさにその通り

レースレベルは自分の中では、沖縄同様にかなりのハイレベルと感じました。沖縄との違いは、アジアのガチプロがチーム戦で仕掛けてくること。個々の力だけで彼等に勝つのは至難の業。チーム力が必要

レース後の反省会内容を踏まえた上で記載

見にくいですが、序盤と終盤に山岳

後半にかなりの勾配があり、結果的にギアミス。自分39、森本さん36

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日本としては、数に勝るフィリピン籍の2チームを後半の山岳まで絶対に逃してはならない。他国で平坦路を引く運命になり、後半の山岳が始まったらサラ足の彼等が主導権握るの必須

そんな感じで、朝6時15分にスタート

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一つ目の峠は、平均勾配10パーセントのレーダータワークライム

森本さんがアタックを許さない感じで一本引き

途中で、昨年4位のアレキサンダーがアタック

これを潰す感じにペースが上がり、冷静に吸収

先頭は、森本さん、兼松さん、自分と日本固め

下りのスリッピーな路面でリアを何度か滑らしながら、なんとか次なる山岳へ

200人弱が、既に30人切るくらいに。。

それでも、森本さんが参加者レベルが上がってると! 例年なら10人ちょいになるらしい。

なんか今年の沖縄みたいf:id:Shun_SHIDO:20171205161044j:plain

 

黒白黒

オセロだったら、森本さんは黒くなる!!

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序盤の次なる山岳スーサイドクリフへ

ここも山の神が一本引き

少なくとも自分は前に出たくないペース、ペダリングだけに集中する。周りもキツそうで、確か何人も千切れてた。

森本さんレース前想定の平坦路までに、レースをやり易くするよう脚を使ってでも人数を絞る。ここで、日本勢が千切れたら全く意味がないので踏ん張る。兼松さんも本職なんで前前キープ。

15人くらいまで減った気がする。

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そして、平坦路までの最後の丘バンザイクリフ

この緩い丘を舐めてた。もう平坦と気が緩むタイミングでフィリピン2チームがアタック!

英雄ガレド選手率いるセブンイレブンチームと昨年覇者モラレス選手率いるNAVYチーム

日本としては、最悪過ぎる展開

森本さん曰く、この時に自分か兼松さんに反応して欲しかったと。。。確かに大反省点

しかし、この場面かなりキツかった記憶がある

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行かしてはいけない2チームを逃してしまい後手に回る日本軍

写真では、セブンイレブンチームの金子選手が先頭引いてるが、この直後にチームメイトに怒られてた。日本人だけど、チームメイトが逃げてるから仕方ないですよね。。

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そして、逃げてるセブンイレブンチーム選手は、なんと英雄ガレド選手! 昨年3位

この後から、金子選手はブロックに回る。森本さん、兼松さん、自分とフィリピン以外の台湾&イタリア2名くらいでローテを回す。かなりいい強度で、、

金子選手の後ろには、昨年覇者モラレス選手など前2チームのNAVY&セブンイレブン選手が脚を休めてる。強い上にフレッシュな脚と考えると先が思いやられる。

後ろのメンバーを確認すると、前2チーム以外のロシアなアレキサンダー選手が居たから、前のローテに加わるよう自分や兼松さん、それに金子選手も要求するがガン無視。スゲー根性とメンタル、、

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結局、長い平坦を大分踏む運命に。。

さらに追い討ちが。これから、後半の登坂が始まるというタイミングで森本さんがパンク

日本人3名な状態で山岳に突入!! 予想通りフィリピン波状攻撃開始!!

フィリピンチームは賞金を分配するそうなので、6位までをチームで独占したいような動き

NAVYかセブンイレブンがアタックしては、他国が追うの繰り返し。。

空港前の登りで、兼松さんが「脚攣った!!」と同時にパンクとのこと('◇')ゞ

15名くらいいたけど、ここらへんで一気に人数が減り始める。

追走するのは、自分か白いジャージ2名(香港籍)、ロシアは自ら追走しない。

そんなこんなの繰り返しで、写真の7名に(自分とロシア以外は、フィリピン人)

唯一残ったんだから、日本として絶対に表彰に行かねばと気合を入れる。

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ずっと、アタックが続く。きつ過ぎて、死にそうな時間がかなり続いた。

写真の1番(昨年覇者モラレス選手)とセブンイレブンがガンガンに仕掛ける!!

ちょっと、ムカつくのが脚を使わなかったロシアンが付いていけてること

先頭2名の逃げ切りは確定的で、フィリピンが1人千切れて6人で上位争い

この6人パックは、3人(NAVYモラレスとセブンイレブンとロシアン)と自分含む3人がくっ付いては離れての繰り返し。

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3人&3人の分裂を繰り返す6人パック

前3人(昨年覇者NAVYモラレス、セブンイレブン、ロシアン)

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後3人(香港チーム、フィリピンプロ、自分)

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この分裂を耐えてるときが、今回1番キツかった・・・

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ひたすら上るだけなので、スリップストリームも無意味

もう限界に近く、しかも鳥肌たって吐き気もしてきた。。。

キングフィッシャー前まで耐えてたが、ドロップアウト

Uターンの登り返しは、ギアも足りないし、オールアウトしてるし、限界

もらった水も喉通らず、吐き出すほどに・・・

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6人パックから、ドロップして8番手で淡々とゴールを目指す

脚も攣って痛いし、早く楽になりたいと思ってたら、最初に千切れたフィリピンに最後に追いつかれた。

限界だし、スプリントしないって言ってるのに戦ってくる・・・

ヤケクソで痛い脚で踏み込んでスプリントしたけど、あっさり交わされて9位でゴール!!

楽しんだし、やりきったので悔いなし 

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昨年レースレポート

 

昨年リザルト

タイム差が示すよう、まさにヘル(地獄)なコースです^ ^

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チームジャパン!!

本当に国で団結しないとフィリピンは倒せない!!

皆さんのおかげで、スコブル楽しいひと時でした。

レース後のパーティーも夜の団欒も最高、また皆で走りたい(^^)/

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ここに乗れなかったのは、非常に悔しい!!

1位から4位までフィリピン独占、5位はアレキサンダー(ロシア)

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