ツール・ド・北海道 124km

JCF登録カテゴリー 総合優勝

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200名近い上級クラス(JCF登録含む)の戦いが始まる!!

山まで比較的安全なルートなので、焦ることなく後ろの方からスタート

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コースの特徴を知った上で、カラダを仕上げてきたので体調万全!!

前夜で、60.5kgと今年最軽量(就寝前)
今回行動を共にしてるのは、チームメート以外ではニセコクラシックで6位(年代別優勝)なサイクルフリーダム・佐藤さんと斎藤さん。 
展開としては、早々に佐藤さんが抜け出す予定なので、その動きを要チェック。そして、すぐには乗らず、空気感を読んで後追いする。序盤に2名抜け出しに成功してるが、とりあえずスルー
アタックタイミングは、新見峠麓の30km地点でやってきた。佐藤さん含む3名が抜け出した!!
しばらく集団の様子を見て、追う気がないと分かったので、視界から消えそうな佐藤さんめがけてアタック。そして、無事に合流。
しばらく高速でローテして、1名遅れて早い段階で、佐藤さん、小山田さん、自分の3名に!!

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ニセコクラシックでも山岳賞を取ってる小山田選手はKOM(新見峠山頂)狙いの逃げ。上位3名が山岳賞なので、前2人を吸収するために、結構な出力で踏み続ける。絞り上げてなかったら耐えられないペース。(御二方とも乗鞍1時間切り)
1人は吸収できたが、先頭1名はかなりハイペースで進んでるようだ。タイム差が中々縮まらない。
ということは、追走3名のうち1名は山岳賞を取れない・・・
スポンサーであるロイズ社からの副賞も気になるけど、自分が取りたいのはあくまでも総合優勝!
逃げ切りのためにも、無駄なペースアップは避けたいので、早めに山岳賞は取らないと宣言しておく。
で、ペースで上り切り、山頂4番手通過。そのあとの下りを全開で攻めてたら、佐藤さんと2人に!!
 
新見峠山頂から、次の峠までは50kmの平坦路。TTスペシャリストでもある佐藤さんの力が生きて、しばらくするとCOMカーやモトバイクが見えてきた!!
で、単独で逃げ続けてきた今井選手を吸収。
山頂時点では、前の今井選手と1分差・後ろのメイン集団と1分差だったが、先頭に変わった時は、後ろのメイン集団とのタイム差は3分に!! この唯一の平坦区間で相当タイム差を稼げた。 
平坦区間はまだ20kmくらいあり、佐藤さんが長めで3人でローテ。今井選手は苦しそうだけど、見るからに軽そうでクライマー感があるので、登坂区間に入るとどうなるかな?と考えながら、進んでいく。ここも、佐藤さんのTT能力のおかげで、タイム差が最大の5分へ!!
バラけることなく、90km地点の峠麓へ。ここは、ニセコクラシックで勝負が決まったとこ。今度は、冷静に先頭でペースメイク。相手の余力や動きを見るために、270W程度で動かせないようなペースを作る。
ここでバラバラにはしたくなくて、独走も許したくないので。ここをクリア出来れば、得意の短い登りの連発なので、勝利が見えてくる。

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そんな感じで様子を見ながら登ってると、かなりキツそうなのが分かったのでアタックはないだろうと判断して、残りちょっとの頂上までの緩い登坂はローテしてもらう。
ここは、マージンを削りながら走ったので、タイム差は4分へ縮小。ここを下ると、10分程度の登りが3本で勝負が決まる!!
下りきると、タイム差は3分。追走7名とモトバイクから情報伝えられる。追走の人数の少なさといい、タイム差の縮まり方といい、これは追いにきてるなと分かる。
だけど、ここからは前日の試走でもシミュレーションしてるので完璧。
佐藤さんが足を攣ってしまい離れてしまう。ここまで逃げてきたので、一緒に最後まで行きたかった(>_<) 自分も3回近く、脚を攣ってるし限界は近い。
今井選手と2人になり、黄金温泉からの急勾配な勝負区間に突入!!
ゴール前、最後の登坂は15%近くの急勾配で600mもあり、ここでヤリあったらあの世に逝くかもしれないので、その前に勝負をつける気でいた。

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黄金温泉の麓から、掛ける!! 
アタックすると攣る可能性もあるし、長いので続かないので、今出せるスレスレの出力で仕掛ける。
今井選手は、息が上がってるけど、非常に気持ちが強くて切れない。結局、頂上までで引き離すことができなく、最後まで勝負はもつれることに・・・
メイン集団とのタイム差は2分のまま、最後の激坂へ。
左折して、ラスト600mの看板が見えて、直線激坂区間が始まった!!
 
麓から、仕掛ける!!
オハサイで鍛えた超高強度インターバルを見せるとき!!
中盤までに、ある程度引き離すことに成功!! ただ、10秒程度しか離れてない。
ラスト300mからは、乳酸で脚のコントロールが出来なくなる。ただただ、乳酸の痛みに打ち勝つだけ。
ここから、50mごとの看板がどれだけ長かったことか。声援が力になる。心臓が止まるくらいに追い込みきった。
もう自分の脚じゃないくらいに感覚がない。ガッツポーズもできないくらいボロボロになりながらゴール!!

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自転車競技で、ここまで追い込んだことないくらい追い込んだ!!

限界を超えたゴールでした<(_ _)>

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JCF登録カテゴリー表彰

トロフィーや持てないくらいの副賞を頂いたので発送!!

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総合表彰

念願のイエロージャージGET!!

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いろんなこと我慢して、リベンジ達成できてよかった!!
この楽しさがあるから、病みつきになるんだな(^O^)
応援ありがとうございました!! 
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女子優勝の米田さんと!!
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共に逃げた佐藤さんは山岳賞!
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