スロープ値

パワー計でよく聞くスロープ値とは、一次関数の係数。これをはじき出すには、結構な時間がかかる。前回は、2kgの重りではじき出して、その値で1年間通してきたが、これが間違いでした。よくよく考えたら、2kgなんて軽すぎでした。重りは重いほど精度が上がると思います。今回は、10kgの重りで実施。

0kg負荷の状態と2kg負荷の状態の差から勾配を算出してる訳で、この2kg負荷が10kg負荷に変わるのだから、勾配の精度は上がるわな。ちなみに、この勾配計算を、アウター・ロー・ミドル・トップとインナー・ロー・トップの5か所で行い、その平均からスロープ値を出します。1人では出来ないような・・・。

今回使用した重りは、サインウエイトという10kgの重り。この中に入れる水を、電子秤で1kgごと計測しながら注入。誤差は1%以内には十分に収まっていると思う。理想は、20kgらしいが、水だと10kgが大きさ的に限界です。

結果から言いますと、以前2kgで算出したスロープ値は22.0で、今回の10kgで算出したスロープ値は20.08.実に誤差10%! 出力の計算の際、スロープ値は分母にきますので、値が小さくなれば、出力は上がります。これで全て解決。事実、ここ最近は、納得のいく値が出てます。単純に言えば、今まで280Wと表示されていたのが、300Wと表示されるわけですから。


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