ツールドおきなわ市民50km : レースレポート

50.0km

リザルト : 1位


逃げて優勝しました!

1990年の歴代最高記録を塗り替えました。


=スタート=

最前列に並び、スタートと同時にアタック。成毛と決めていたことなので予定通り。しかし、誤算が・・・。雨がかなり降ってる上に、暴風。なんどか、吹っ飛ばされそうになった。このアタックについてきたのは、6名程度。BR-2の選手とかトライアスリートが含まれている。ローテするのは、成毛と自分のみ。しかし、恐ろしいほどの向かい風の為に、抜け出せない。成毛に無駄に引かない方がいいと耳打ち。自分がこのままだと捕まるぞと集団の活性化を促すような言葉を投げかける。すると、ようやくローテするようになってきたが、相変わらず自分達の引きがほとんど。このクラスはピスト選手など超級スプリンターが潜んでいるので、スプリントになっても問題はないが、ふるい落とせるなら落としておきたいので、タイミングを見計らって成毛と抜け出す作戦に変更。

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=美ら海水族館=

50kmのコースで唯一ある坂は、美ら海水族館前の坂のみ。自然とここでアタックすることになる。ここで、抜け出せないと面倒な展開になるので決めたいとこ。最初に自分がアタック。これで4名になる。そのままハイペースを維持。すると、3名になる。あと1人のメイストームのトライアスリートをふるい落とすことが出来ない。次に成毛がアタック。自分はメイストームの選手の後ろで動きをみる。ついていけないと分かったなら、アタックして成毛と合流する予定。しかし、しぶとい。成毛と再び連結。きっと、キツイはず。すかさず、自分がアタック。後ろを見ずに踏む。優勝するためには、ここが勝負どこと分かってるはずなので、相手も必死なはず。すると、後ろから成毛が後ろ切れましたよと声を掛けてきた。最高の展開になった。下りで追いつかれたら、意味が無いのでハイペースで2人で飛ばす。ここからは、5分5分でローテ。8割以上の力で踏む。結構キツイ。平坦得意な2人なので、まともにローテすれば追いつかれないはず。先導バイクが前を走っているので興奮するなぁ。

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=ゴール=

2人の約束は、残り1kmまでは均等にローテ。そこからは、先輩後輩関係なくガチの勝負。残り3kmくらいのとこで補給食を食べて、スプリントに備える。スプリント力は、ほぼ互角。しかし、ロングスプリントなら自分の方が得意なので、残り1kmでスプリント開始しようと決意。それで、追いつかれたなら、絶対に差されて負ける。自分を信じてアタック! まさに、その時の写真がコレ。残り200mくらいで後ろを確認して優勝と分かった。2人の目標のコースレコードも達成。晴れてて風が無ければ、もっともっといいタイムが出せたな。

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=表彰式=

本来は200kmで出たかったのですが全カテゴリー埋まってしまい、唯一空きがあった50kmに出場。それはそれでプレッシャーがあり、写真はプレッシャーから解放されて、ほっとしてる瞬間。皆から市民50kmだから、勝って当たり前って言われるのは、凄いプレッシャーだった。実際、成毛との勝負は紙一重だったと思う。また、成毛がいなかったら逃げ切ることも出来なかったと思う。勝つって簡単じゃないよなぁとつくづく実感。プレゼンテーターは、名護市長とさくらの女王(めちゃ綺麗!)でした。

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