アベレージパワー

トップカテゴリーで長い間走ってきて、分かったことはたくさんある。

自分の得意分野はインターバル、スプリント。回復させてくれれば、それなりのパフォーマンスは発揮できる。そのいい例が、チームの練習会。あらゆる方面から、うちの練習会はキツイと言われているが、そんなことはない。データからも分かる。

家~家(6時間前後)でアベレージパワーは、170~180ワット。

練習開始~練習終了(4時間前後)でアベレージパワーは、180~190ワット。

毎回、このくらいである。調子がいい時でも、アベレージ200ワットは超えたことはない。それに比べて、TRカテゴリーでのデータは、下記。これは、安藤星人が小川村で14位になったときのデータ。SRM装着している選手では最上位だったかも。

2h46m16/238.4w/172.5bpm

自分は、3時間もこの出力は出せる気はしない。これが弱点なんです。前々から気づいてはいたがね。でも、弱点を克服しないとTRカテゴリーで戦えずに終わってしまう。BR-3、2時代は下り、平地で休めたから、良かったものの、このカテゴリーは休む場所が皆無。プロチームのアシストという存在のせいだろう。特に松川は、酷かったなぁ。自分も安藤星人も平地で切れた。平地のスピードに耐えられなかった。下りもテクニックある連中ばかりだから、鬼速いしね。コーナー後なんて、毎回スプリントだった。全開の全開。

何が言いたいかというと、弱点克服のために、試行錯誤しています。全身の筋肉を全て使う。簡単なようで、とても難しい。理論派・安藤星人からも積極的にアドバイス聞いてる。何をすべきか分かっているが、中々できない。ちなみに、同じ筋肉を使い続けているから、耐えられなくなる。チームの練習会は、休む場所が多数あるので、同じフォームでいけてしまう。この同じフォームとは、自分が1番出力を出せるフォーム。他のフォームだと、どうしても出力が落ちてしまう。原因は関節の固さ等たくさんある。フォームの使い分けをしないと、高出力維持は至難である。

パワー計をもっている人なら、安藤星人(体重62kg前後)の小川村のデータの厳しさが分かるはずである。


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画像:地獄絵図